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「信じる」に値するか?

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「信じる」。

ゴルファーの皆さんには、何でもかんでも鵜呑みにして信じてしまう癖があるようです。

レッスンを受講されても、余りにもナイーブで、インストラクターが言うことであれば、何でもかんでも鵜呑みにしてしまうのです。

レッスン書に書いてあれば全てが正しいと信じ、レッスン記事に書いてあれば全てが正しいと信じてしまうのです。

例えば、上級者は全てスウィング・プレーンが同じだという解説があるとしましょう。それを検証もせずに信じてしまうゴルファーが少なくありません。もちろん、言っていることサポートしている写真だけを羅列して「皆、同じでしょ」と書かれれば、「そうだな」と信じてしまうのも理解できないではないですが。そして、例外的存在に対しては、単純に「特別だから」という事で済ませてしまうのです。くさいものには蓋をしろ以外のなにものでもないのです。

PGAツアー・プロのジム・フューリックはそれほど目立つ選手ではありませんが、メジャーにも優勝したことがある優秀なゴルファーです。しかし、メジャーに勝ったにもかかわらず、直後のゴルフ雑誌では彼のスウィング分析をもてはやさなかったのです。推測するに、彼のスウィングが巷で言われている良いスウィングとはかけ離れたパターンのスウィングだからなのでしょう。

しかし、それで終わりにしてしまって良いことでは無いと、科学者は当然考えるのです。どう考えるかというと、巷で言われている良いスウィングの条件よりも、大切な要素が存在するのではないかと考えるのです。なぜなら、もし、全く認識されていない要素が「正しい」ゴルフ・スウィングの必須要素だとしたら、認識を誤って日夜努力をしているゴルファーはどう頑張っても、効率よく上達をすることは出来ないからなのです。

そして、科学者として、事実を誤って伝えることそのものに非常に抵抗を感じるのです。

もし、巷で言われているようなバック・スウィングの上げ方が本当にゴルフが上達するための必須要素だとしたら、ジム・フューリックがメジャーで優勝などできるわけが無いのです。つまり、その論理展開は明らかに誤りだということなのです。

そして、その誤った論理展開の直接の被害者は、他ならぬゴルファー自身なのです。

仕事や、日常生活でさえ、もっともっと懐疑的であるだろうに、ゴルフになると何故か突然ナイーブな赤ん坊のようになってしまうのです。

信じるということは、そんなに簡単なことではないはずなのです。レッスン書にしろ、レッスン記事にしろ、懐疑的な目を持って熟読すると、理に叶わない、或いは辻褄の合わないことがゴルフ・レッスン界には溢れていることにお気づきになるはずです。

研究者としての第一歩を踏み出す前に、リサーチのエキスパートの教授から、「学会誌に掲載されている論文を読むときでさえ懐疑的になれ」と、じっくり教育されます。なぜなら、そうすることで何を信じるべきか、そして、その判断を正しく下せることこそが、自分にとって有意義なこととそうでないことを取捨選択できることに他ならないのです。つまりは、上達への近道を自ら選択できるということなのです。

自分自身が何を信じるべきかを、自分自身が正しく取捨選択を出来る能力をつけなくてはいけないのです。どこかの国のように、政府が実際の国情とは異なった「我が国は地上の楽園」であるという情報操作をする。そして、国民はそれを信じ自分は「地上の楽園」に住んでいるのだと信じて疑わないで、どんなに苦しくとも、他の国はもっと過酷な状況なのだと考えるのです。しかし、一たび現実が信じていたことと異なるということを知ってしまったとたんに、愕然とするのです。そして、現実に向かって改善方向へひた走ろうとするのです。

私は、ゴルファーが何を信じるかによって、ゴルフが窮屈で、苦しく、困難で、自虐的にならざるを得ないほど、結果を引き出せないものにもなるし、それこそゴミ箱にゴミを放るくらい無意識にボールをターゲットに打てるようになり、本質的なゴルフのゲームを楽しめるようにもなるのだと考えます。

実際、あなたが信じて疑わずに日々努力をしている「スウィング習得」のための要素が、ゴルフ以外の動きやスポーツに当てはめて考えたときにも成り立つのかどうかを考えることでも、かなりの部分で何を信じるべきなのかの判断を正しくすることはできるはずです。

「ゴルフだけは別物だから」という言葉に惑わされて、不条理を不条理と考えず、無理なことを何とかやろうとすることで出来ていない状況も自分の能力が無いからということで納得をしようとしていないでしょうか。

全てのゴルファーがタイガー・ウッズのレベルまで登りつめる事ができるとは思いませんが、正しい方法論を持って、精進すれば片手シングル位にはなれると考えています。

全ての人間はそれなりの人間としての能力を保持しており、人間として「得意な」方法論を以って、ゴルフに取り組めばかなりのレベルには到達できるのです。

そのためには、情報から必要なものを取捨選択をして、それを正しく行うということが大切なのです。

練習も、レッスンを受講することもあなた自身のためにするのです。人の受け売りを鵜呑みにして、試してみること、犠牲者になるためにすることではないのです。辻褄が合わないと感じたら、質問をしなさい。自分が納得ができるまで、インストラクターに質問をすべきなのです。そうすることが、あなた自身のゴルフ人生を余計な苦労から守る手段の一つなのです。

あなたのゴルフを無駄な努力から守る大きな力は、あなた自身が正しい情報を取捨選択できる能力を持つことです。もs、これまでにいろいろなスポーツを経験してきているゴルファーであるならば、それら多くのスポーツと照らし合わせて矛盾が無いか考えてみてください。

もし、あなたが、余りこれまでにスポーツの経験が無ければ、バケツの水を真直ぐ撒くときに自分自身がどうやって動くのかと比較をして考えてみてください。

もし、多きな差が存在するのでしたら、あなたはきっとその方法論を選択しない方が身のためです。例え、あなたよりも明らかに上手いゴルファーが言ったことだとしてもです。

あなた自身はあなた自身が守るしかないのです。

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